沈む船

小黒健二

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テーマ:よもやま話

船底に穴が空いて浸水し始めました。
水を汲み出して沈没を防ごうとします。
しかし、どんどん水かさが増してきます。
一生懸命に水を汲み出します。

しかし、問題の原因は、船底に穴が空いたことなのです。
何とかして船底の穴を塞がなくてはなりません。
水を汲み出す努力も虚しく、沈没するのは堪りません。

この喩え話は、今の日本が置かれた状況と重なって見えます。
私達の生活の中で、この喩え話に似た状況が幾つも存在するような気がします。
真面目に、一心不乱に水を汲み出しているのに、状況は益々悪化してしまう。
物事の本質からずれた所にエネルギーを注いでしまう。やがて疲弊してしまう。

対処と同時に原因を探しだし、根本的な解決に向かわなくてはならないのに、対処の方法で右往左往、失敗したら責任追求の議論ばかり。
船底の穴に気付かないまま、状況はどんどん悪化してしまう。
原因に向かうことなく、対処で全てのエネルギーを使い果たしてしまう。
そんな状況が続いているような気がするのです。

「足と靴の相談室」ロビンフット長津田http://www.robinfoot.co.jp/

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小黒健二(シューフィッター)

有限会社ロビンフット

足のトラブルの原因は様々ですが、病気や事故が原因でなければ、多くの場合が生活習慣による足の筋力の低下によるものです。「足のカウンセリング」は、生活習慣の見直しと運動による自己管理もアドバイスします。

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