樹木葬 あれこれ 横須賀
先日、イベントごとの際にあるご住職がお話をされました。
ガンで若くして亡くなった男性のお子様の話
まだ幼いので死をしばらくは受け入れたくなかった様子
でも、母親が実家に戻る際にまだまだ大変なので遺骨はご主人の実家に預けてきたと。
ほどなくしてその子はお父さんがそばにいないと感じ、遺骨を分骨という形で分けてもらったそうです。
その時その子は「お骨はお父さんなんです」と言われたそうです。
お骨は形と命のあったお父さんの最後のカタチ
だからこそ傍にいてほしいと。
そしてまた少し時間は経過しそのお子様は
「お父さんをお墓に入れてあげたい」と言ったそうです。
近くに置いておきたいという気持ちに少し変化が生じたのです。
「お父さんの家はこれからはお墓」「家にちゃんと帰してあげないと」
お骨となったお父さんはお墓に入りました
「お骨はお父さんなんです」そう言っていた子は今
「お墓に来ればお父さんに会える」「お墓がお父さんなんです」と話すそうです。
お墓って何だろう?っておそらく近しい方をなくしたことがない方はピンとこないかもしれません。
でもお墓があることで救われる気持ちがあり、向き合うことができる。
実感するとともに、素敵な話を聞かせていただきました。