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大橋理宏

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大橋理宏(おおはしまさひろ) / 石工技能士

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コラム

エンディング産業展 客観的に見た総括

2017年8月26日 公開 / 2020年8月25日更新

テーマ:大切なこと

コラムカテゴリ:冠婚葬祭

コラムキーワード: お墓

いつもは来場者としてウロウロと歩きいろんな情報や人と話すのですが

何分今回は出展という事もあり、あまり客観的に見ることができなかった。

がしかし、Facebookのタイムラインは何と今回は思い切りそれぞれの評論にあふれているではないですか。

書かれている方の情報でいくつか特徴的に皆が感じていることは

めあたらしいものはそれほどなく、ただただ目を引くものなどが増えた。

相変わらず旧態依然として石屋さんはまだ石を売ろうとしているというような意見もそれなりに目立つ。

ここすごくわかる気もするけど引っかかりました。

石屋が石を売らないで見本市に何をだすの?



変な話石を売らなかったら石屋が出るところでもましてや冠の「ストーンショー」そのものがおかしいじゃない・・・

などなど突っ込みながら見ていました。

フューネラルビジネスフェアだと毎回冠のテーマがあるけどこちらにはなかったような気がします。

石を売ることが悪ではない


石を売ることそのものは悪ではないと思う。ただそのスタイルのお墓を買うには消費者が何をどう動けば買えるのかという提案もなく、小売りが扱うにしても、ハードだけの提案でソフトがないから、誰がどうやってこれを売り、それを使うのかはわからない。

登場人物は見えているのに解決策というかそれを使う人、使っていける人に響いてこないから見てもらえないんじゃないかと。

昨年のエンディング産業展の終わった後の記事で来年は「ストーンショー」が同時開催されるのに私は触れました。

大きなブースを会場のあちこちに作りお墓を並べる、そこだけ人通りが少なくなっていた。

「看板」をもらう事で一か所にまとめられ、人があまり行かないエリアを明確にされてしまっただけではないだろうかと。

その予想は結構あたっていたようで、ストーンショー方面はメディアすらあまり多くは入ってきてはいなかった。

お墓のみとりなんて時代逆行だ と言われた


時代に逆行する動きだと否定された

ただ否定されたことではっきり見えたことがある。

身寄りもなく「そろそろ片付けなさい」と言われ泣く泣くお墓をしまう方もいる。

その、お墓を大切にしている人、胸を痛めながら墓じまいをする人にうちの「お墓のみとり」だったら届けば、響けばいいだけ。

壊してしまったものはもとには戻らない、それこそ逆行できないのだ。

ちょっとうちの所の事を出してしまったが、要は、今消費者が必要としている解決策を表に出せばいいのに、そういったことは表には出さずに自分だけの仕事としてやろうとする。

もしくはその策を持っていない方も多くいたような気がする。

今年やっておくべきテーマは

テーマを持ってやるのであれば今回の出展は「解決」「異業種連携」があったと思う。

異業種連携なんて書くとわかりにくいが、要は自分の専門をちゃんとわかって、専門家としてお互い最高の仕事をして協力しあえれば良い。

もっと言えば同業も連携して、お互いを活用すればいいのだけど

まあ、おそらくちゃんと歩けませんでしたが、自己主張が強く、自分以外の所はわからないという事が多かったのかなと思います。
一つ一つ誰がその課題の専門家かわかっていればよくてきちんと送り出してあげられればいいのに

なんて思っています。

実施に説明を受けて歩いていないので正解はわかりませんが、毎日の開場前に人がいないブースを眺めながら感じたのは繋がりたいと思える出展者が少ないな~という事もありました。

ひとつ間違うと供養業界のエンディングが見えてきそう

まずは「生きている間は今まで手を合わせてきたお墓を壊したくない」という人に「お墓のみとり」としては声を掛けていかなくてはですね。

ちょっとまとまりのない話になってしまいました。

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大橋理宏

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