話してみよう そこに墓はあるのか?
毎年真夏から秋口にかけてハチがお墓の周りにいて怖くて近寄れない
そういった問い合わせが来ます。
でもなぜそのころに発生頻度が高くなるのでしょう
その答えは記事最後のほうで答えます。
ミツバチがカロート内に巣を作る。
古いお墓の特に目地の切れ目からミツバチは侵入します。
直系6mmくらいの穴があれば余裕で入れるみたいです。
そしてそのくらいの穴サイズがお好きなようです(笑)
それは外敵の侵入を防げるから、
主な外敵としてスズメバチの系統
特にキイロスズメバチなどは積極的に捕食に来ます。
生きたまま捕まえて連れ去っていくのです。
ですから活動がさらに活発になる秋口当たりは穴から出入りしている瞬間をねらってキイロは攻めてくるのです。
あ、だから秋口発見がおおいんだ!とおもったあなた
まだそこで判断するのは早い。
熟成されたミツバチの巣と、巣に応じたハチの増加
答えの一つに、確かにハチの活動の活発化と増加という部分はありますが、
これが本当の正解ではありません。
そう、今回のタイトルのようにもうすでに活動は始まっているのです。
そしてカロート(納骨室)のなかは石室と同じように適度な湿潤環境と案外涼しかったりするのでミツバチが巣を作りたい環境下にあったりします。
ブルゾンちえみのネタの中に「花はミツバチを探しにいきますか?」というのがありますが、ミツバチも遠くに探しに行かなくても季節の花(切り花)がお墓にはあがるので、ミツバチもあんまり花を探しに行かなくてもいいんですね。
ご先祖様も天国に行かれているかもしれませんがミツバチにとっても墓地は天国なのかもしれません。
お墓まいりが教えてくれる
さてそろそろ回答です。
そう、お墓参りの頻度がへり、春の彼岸からお墓参りしないままお盆や秋のお彼岸までお参りされないお墓を見かけます。
すると、予兆に気が付かないまま増量しているのです。
そしてお盆の前にお参りに行くと、ミツバチがいっぱいいて怖くてお墓参りできないという連絡が来るんですね。
活発化するとご自身がお参りできなくなるだけでなく隣近所の方も同じ環境に置かれます。
少なからず月1回くらいはご先祖様の誰かの月命日にお参りに行ってチェックなどすることも必要かも。
早い時期の処置であればみんなが過ごしやすくできるのです。
夜中に蚊がぶんぶんいってうるさくて眠れないように、数百匹とかのミツバチが羽音を鳴らしていたら、ご先祖様もおちおち眠れていないかもしれません。
4月5月あたりで見つければそれほど大事にもなりません。
そんな意味でもゴールデンウィークあたりにお墓参りしてみませんか。