お墓はマイナス要素なのか?
先日セミナーで投げかけられた質問です。
恩人のご夫婦のお墓
継承する方はいない中で、質問者のご両親がかって出て、大切な方のお墓だから維持し続けてと受け継いだ息子さん。
息子さんとは言えど質問者はおそらく60代後半から70代に見える方。
セミナーの場でしたので具体的に逆に質問があまりできなかったのですが、
親御さんの願いはなくさないでほしいということでした。
正直に言いますと語り継いで残せればいいのですが、質問者も深いところまでどういった恩人とご両親の関係があいまいなところもあります。
質問者の方が「墓じまい」を検討もされているということなのでそれでも良いかと思いますと伝えました。
例えば質問者の孫の世代まで維持していく意味を語り継いでいけるのかといえばそうでもなさそうでしたし、いまであればちゃんとした墓じまいをしてあげられるのではと思いました。
代が変わればもしかしたら完全に知らない方に対してどこまでの供養ができるのか?もしかしたら一瞬で無縁化する可能性もあるからです。
そして誰も守らずご両親が引き受けた経緯ははっきりとはわかりませんが、子孫もない方でしかも恩人というくらいですからご両親と同世代以上
おそらく生きておられれば100才は超える方
質問者以外にお参りする方はなかったのではないかと推察されるからです。
自分の土地に建っているものではなく、墓地という借地の上に建つお墓。
ご先祖様ではないのであればなおさら語り継げないでしょうし、費用もかさみます。
何かのきっかけで祭り上げても良いのかもしれません。