お墓のリフォーム 香立、花立、拝石(ふた)
さて、昔の古くて大きなお墓には植木をされている方も多くいました。
現在の墓地では小さくなったこともあり植木は難しいですね。
でもやはりある程度の大きさがあれば植木をという方もリフォームの段階でもいらっしゃいます。
リフォームに関する記事ですのでその視点から申し上げることにします。
有りか無しかで言えば無しをできれば選択していただいております。
判断基準というものはないのですが
まず年に4、5回しかお墓まいりにいかないという方は間違いなく周りに迷惑をかけます。
月に1回以上は行くから人には迷惑をかけないよという方。
あなたがもしかしたら一番危険かもしれません。
というのも「木」は成長します。
枝を切り詰めていて見える範囲でとなりに迷惑をかけていないかもしれませんが、根は太くなり、真下に太く育つ根と、横に細かい根を這わせていく根があります。
背丈や幹が太くなればそれに対応できるように育ちます。
それはおいておいて常に天塩にかけて育てていると愛情がわき、まだ大丈夫だろうという気持ちにもなりますし、ある程度の太さになってくると、あまり変わっていないんじゃないかという錯覚も起こします。
で、気が付けば、外柵の一部を破壊したり、カロート内に根が回りお墓を動かしたり、
本来お墓のオプションであった「木」がメインを脅かす存在となってしまうのです。
なので、特に物を捨てられない人などは墓地には木を植えるべきではないということも感じます。
ある程度のサイズで見切りをつけて植え替えることができると今思ったあなた。
あなたの後継者は大丈夫ですか。
お墓も木(かれなければ)もあなたより長生きするものです。絶対はありませんよ。
その覚悟をもって、植木に手を出していただければよいかと思います。