縁 を考える 生きていく流れのなかの縁 その5
最近では少なくなりましたが、ある程度の大きさの墓地では植木が植わっているものもあります。
育つものですから上に伸びれば伸びるほど、樹木も自らを守るために根を広げます。
決して幹が太くなくても風にあおられて倒れないように樹木のタイプによっては横に広く、また下に深く。
いずれにしても少しずつ根も幹も太ってきます。
根が走れるほんのちょっとの隙間があれば外柵の下にも侵入しやがて持ち上げます。
ここにきて2件、その事例の相談が来ました。
根だけでは持ち上げたり壊したりしないんじゃ
確かにそれだけでは壊れなくても、強風にあおられて樹木の頂上部が揺さぶられると、下の部分にもかなりの力がかかります。
そう「テコの原理」です。
大きな重いものも、小さな力で動かすアレです。
私たちも仕事に応用しています。
それを自然の力も本当に自然にやってくれちゃうのです。
ですから大風の時などは石がはがされ崩壊なんてことも。
ご自身のところだけなら良いですがほかの家のものまで壊す可能性はありますのでなるたけ早めの処置が大切です。