勉強したら勝手に応用。未来のシナリオ
昨日までの記事でポータルサイトは紹介業であることはわかっていただけたかと思います。
紹介業者に手数料を払っても仕事がどんどん欲しい施工店と、安心を買いたい消費者とと結びつけているというのが実態であります。
ですから、安心ができるところを選ぶということは大切なことであると思います。
そもそも紹介業者がなぜ成長したのか?
石材店は、以前は件数も少なく「町石屋=待ちの石屋」といった構図がありました。
霊園が主流になる前は寺院墓地がメインでありましたので、出入りの寺院を持っていればそこからの紹介で仕事は普通に入ってきて営業努力はそれほどしなくても良い時代があったのです。
そんななか霊園というものが増え始め、霊園販売を得意とする石材店も増えてきました。
霊園関係の石材店は積極的な営業などをしていましたが町の石屋さんはまだまだ緊迫感もなくそのままの状態
そして終活ブームとともに訪れた墓じまい(語弊がありますがあえてそう表現します)。
ここで寺院の墓地にお墓を求める人が減り始めるといった事態が訪れます。
並行してそのころより墓地墓石紹介サイトは構築されスマホなどの普及もあり一気に花開きます。
ポータルサイトを利用している石材店は、営業力のある石材店も町の石屋も両方介在しています。
そう、もともと待ちの要素が強かった石材店に新しい「待ち」のシステムが訪れたのです。
ですから、消費者の認知とともに情報量のあるところは一気に広がっていきました。
石材店のライバル視も一役買っている
出入り先寺院によその石屋さんが来るなんてことはさせない
まもりに入っている状態ですので他の石材店は常にライバルというより敵視しているところもあります。
ですから、石材店が自分が入ることのできない墓地をお客様が希望した時に、そこの石屋さんに紹介をしようなんてほぼ考えないというのが実態です。
本来であれば石屋さん同士が紹介し合えば、相手の石屋の目もありますので下手な仕事なんてできません。
それで十分だと思うのですが、なかなかそれができない恰好ですから
異業種の紹介業の方にマージンを払っているということになっています。
石材業や供養産業に携わっているポータルサイトを選んでほしい
そんななかでも家業が石材店の方が運営するポータルサイトもあります。
お墓案内センター
こちらはかなりしっかりした聞き取りをしたうえでお客様と施工店を結んでいただけます。
弊社も安心して取引ができる1社です。
石材店出身であることで、お客さまへ正しい情報を使えることができ、聞き取りもできるのかと思います。
まず紹介業の方を1社絞り込みたいなとおもったら是非連絡してみるのをお勧めします。
不思議な構造なのかもしれない
石材店の業態は不思議な社会構造かもしれません。
お客様に依頼されお墓は建てたいけど、立てる場所の(墓地サイド)許可が出なくて断念したりすることもあります。
墓地サイドとの調整ありきでお墓を販売していくということで難しい面もあったりするので変なところに隙がいっぱいあるのかもしれませんね。
どうしても依頼したい石材店がある時は墓地はその石材店の案内のもと決めていくしかありません。
墓地が先の場合は出入り先、あわよくば営業担当についた会社でしか工事ができなくなります。
じっくり探して考えてみてください。