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コラム

水が溜まって汚くてなぜあるの 「水鉢(みずばち)」 お墓用語の基礎知識

2016年3月22日 公開 / 2020年8月25日更新

テーマ:お墓用語の基礎知識

コラムカテゴリ:冠婚葬祭

コラムキーワード: お墓参りお墓


このパーツがいつも汚くなっていて、さわるのも嫌なのでつい柄杓とかで水を掻き出してくるんですけど、

湯呑とかが落ちないようにするための滑り止めならあんなに深くしなくてもいいのに・・・・・

ちょっと待ってください。

まずこのパーツの名称は水鉢と言って和型のお墓でしたら大体ついているんですよ。

もちろん気の利いた洋型やデザイン墓石にももちろんあります。

ということで、必需品だったりするんです。

では何のため?

昨日の記事で書いた、お墓に水をかけるかけないの水掛け論をフェイスブックでシェアしたところ「水鉢に水をあげるから別にかける必要はない」という答えもいただきました。

そう「水鉢」というし、このパーツの機能はいったい?

簡単にいうとご先祖様の口だと思ってください。

水をあげるためのパーツ

ですから汚くなっていればブラッシングで(歯ブラシなどで良い)ごしごしと。

口を漱いでからきれいな水を差し上げると云った要領です。

常にきれいに保ってあげるのが望ましい場所なのです。

最近はこの水鉢のくりぬいてある加工部分の「水皿」の中まで磨きで作られているものも多く掃除はいたって簡単であると思います。

ただ、写真のような以前の磨きではないタイプの方こそご先祖様のお世話をするチャンスをいただいたと思って是非ちょっとの時間を掃除をしながら語らってみてはいかがでしょうか。

そして湯呑などは本来は必要はないということになります。

手間と思うかもしれませんが、そのひと手間ひと手間が供養です。

もう汚れすぎてどうにもならない、というときは一度ご相談ください。それなりに一度キレイにすることもできますので。

では良いお墓参りを!

この記事を書いたプロ

大橋理宏

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