お墓用語の基礎知識 納骨の時期

大橋理宏

大橋理宏

テーマ:お墓用語の基礎知識

これに関してはいろんな意見がありそうですが

納骨の時期というのはいつが正しいのか?

まず正解はないです。

一般的に仏教の方が多くしかもお墓があれば四十九日の法要時を選ぶことが多いのは皆さんの感じているところであると思います。

その理由としてはおそらく

七日を七週で仏様となっていくわけでそのタイミングでと言う方もいますし、物理的に、お葬式以外で一番身内が集まる機会が四十九日だから、皆さんがいるときにという場合もあります。

生きているものの考え、それも周囲というか一般的にそうしているからそうするという流れが多いと思います。

ですから、お墓ができあがるのに間に合わなければ百日の法要、そのタイミングも逃したから一周忌といった人もいるわけであります。

風習でお葬式のその日に納骨をするエリアももちろんあります。

そして、いつまでもお骨を家に置いておくのは良くないという方もいます。

離れがたくなるから、忘れることができなくなるからという理由で。

確かに日常に戻るために目の前にあるととお考えになるかもしれませんが、悲しみが癒える期間は人それぞれ、故人の最後の形である亡骸と別れるタイミングは人それぞれで良いと感じます。

ただそれを促す方もいないとお墓の必要性もなくなってしまいますので、それはそれで・・・

お墓は亡骸を収める場所でもあり、ふたの石一つの隔たりを付けることでひとつのけじめとなり、逆に向き合えるようになることも確かです。
そして最後には土に還るのが遺骨のあり方であると思います。

正解のない今回のタイトルですが、一つの参考にしてあなたなりの納骨の時期をかんがえてみてください。

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大橋理宏
専門家

大橋理宏(石工技能士)

株式会社大橋石材店

神奈川・横須賀でお墓コンサルタントとして活動。「終活」全般の悩みを的確に答え、相談できる先など悩みを解決。お墓に関する悩みは特に実績があります。生前予約の墓じまい「お墓のみとり@」を主宰

大橋理宏プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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