お墓用語の基礎知識 原産地と加工地
無縁墳墓の改葬公告を前回説明しました。
ここで出てくる無縁墓とはというところでお墓の部分での無縁の判定基準のようなところは説明したのですが
そもそも無縁と有縁という言葉ではなく
無縁になるとどういうことなのかというところ。
人はこの世に生を受けて名前をいただき生活をしてきました。
そしてなくなると宗教によっては生前の名前、仏教であれば戒名や法名など向こう側での名前をいただきます。
これが無縁となると、どこにも名前も記されず、向こう側での名前もなくということになり
どこに葬られているかも明かされないということになります。
残るのは戸籍上に記された部分のみ。
有縁はその逆ですから、生者と向かい合えるということになります。
無縁社会などと大それた言葉がメディアを踊りましたが、まだまだ世の中無縁社会ではありません。
そしてそんなことが起こったときは本当に余も末だと思います。
少しでも縁を感じる人がやってきて向き合える「家族の場」「公の場」がお墓とも言えます。
あなたが無縁になることでご先祖様すべてが無縁になることもあります。