2015年はお墓にとって試練の年でした。16年にはなにが起こるのか

大橋理宏

大橋理宏

テーマ:お墓関連情報 神奈川 横須賀

終活ブームから始まったお墓に対する向かい風は今年一気に強風域になりました。

お墓という概念が「向き合える場所」というよりも「お骨の預け先」として変化しながら、

「お骨」そのものを残さないという選択肢もかなり増えてきました。

本来でいえば、「お骨」は土に還るのですから残るものではありませんが、

土に還っていくといく時間経過で故人と別れていくという自然の時間すらもなく

宇宙の塵にまで行く時代が来ました。

強風域と書きましたが、暴風域ではありません。

というのも私はお墓を選びたいのだけど、求めているお墓・墓地に出会えないから、より費用の掛からない簡易な方法に向かっているのだと思います。

石材店だけの問題でなく、墓地を提供する側も含めもう一度今求められている墓地はなにか?

そこに答えはあると思っています。

もちろん従来型のお墓が建てられる方は普通に建てると思います。

その割合が減るのは間違いないでしょう。

先祖代々のお墓の限界も来ているからです。

「貧困」と「移動する社会」、そして「跡継ぎのいない家庭」

これは避けられないものとして、私たちが提案していかなければいけないのが明日から始まる年。

先送りできない年になるかと思います。

年の最後に明るい話題ではありませんが、年の終わりに感じることです。

お墓文化はなくなることはありませんが変革期に来ているので、こちらからも新しい情報をより速く得て

提案や意見をしていきたいと思います。

本年も約300記事を書かせていただきました。

来年も同様にご愛顧いただければと思います。

1年間ありがとうございました。

良いお年をお迎えください。

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大橋理宏
専門家

大橋理宏(石工技能士)

株式会社大橋石材店

神奈川・横須賀でお墓コンサルタントとして活動。「終活」全般の悩みを的確に答え、相談できる先など悩みを解決。お墓に関する悩みは特に実績があります。生前予約の墓じまい「お墓のみとり@」を主宰

大橋理宏プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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