親は檀家だったのですが、私は・・・
何が大変って、お墓の倍率が大変です。
20倍?
でもよくよく読むと納骨堂の話であったり、樹木葬型であったり。
それほど大きな受け皿でないにも関わらず募集をすれば申込者は多数で数字が躍ります。
躍動感満載。
石屋にとってはお墓は「石」でできているもの。
一般の方にとってはお墓は「遺骨の納め場所」という認識の差があります。
現状マスコミが出す数字が倍数の方が面白いので取り上げ方がすごい人気があるという形で紹介もされていますが、まだまだごく一部です。
そしてこの数字が全国ではなく東京の数字で報道されていることにも是非注目してください。
東京では墓地不足、墓地代の高騰などで手に入れにくくなっているのにプラスして、人口の集中と亡くなる人の増加に応えるべく作られた仕組みであるということも念頭に、是非落ち着いてみてほしいなと思います。
確かに地方でも必要だ、ほしいという要望もあるかと思いますが、墓地も余っていたりします。
あなたとあなたの家族にふさわしい墓地の形態を是非考えてみてください。
地方行政でも、行政として提供できる墓地という部分が予算の都合などで提供しずらくなってきており、現在ある霊園内に集合墓といわれる仕組みを作るケースが増えてきています。
大体の場合、箱をつくることを優先して供養は置き去りになっているな!と感じてしまうものばかりです。
収容数の割にほんの少しの供養スペースしかないような片手落ちともいえる設計も多いと思います。
民間霊園の方がよりビジネス部分も強いかもしれませんが仕組みとしてはしっかりとしているかもしれません。
写真は今日の日経より