お墓をつくろう 番外編 石屋さんってどんな人?
自然のものでその辺にあるんだから安くなるでしょ!
そう言われる方がいます。
確かに地球そのものであったり、地球の上に乗っかっているものであったりするわけです。
ではそれがどれだけの人と技術と力としがらみで
どのくらいの費用がかかるのでしょう
国内の事例で行くと主に採掘されている石から墓石材として製品になるものは1%~10%程度。
そして年間の計画をだした量を掘り出しています。
農業と同じで全く製品にならない石の層にぶつかってしまっても、掘りつづけなければ、良いものがでる可能性すらありません。
まさに自然が相手だからです。
そして大地を削ったところは最後に植林までするのが採掘関係者の仕事でもあります。
そのようなばくちとも言える採掘を経て、小割され加工地へと運ばれるのです。
加工地に届き製品になる途中でも切った面から黒い玉や白い玉、不純物など出てしまうとそこまで来たのに製品にならなくて原石からまたスタートするのです。
そうして多くの方がかかわった石を我々小売設置業者がキズなどをつけないように現場に運び込み設置します。
弊社にもバイト希望の方が来ますが、まず1日で辞めちゃう方も多いくらい小さな山の多い私のエリアでは過酷な作業なんです。
それを簡単に転がっている石だから安くしてと言われると正直この方はお客様でなくていいと思います。
ただ一通り話してご理解いただける方は勿論話が進みますが。
特に国内産地の方は、この石が皆様の手を合わせるお墓になると言うことを意識して作成されていますので、技術+愛情たっぷりなんです。
たしかに今安いことを大事にする方もいますが、1生涯子子孫孫使うものと考えれば国産の良いものでも日割りすればそんなに高くはないと思います。
お参りのしたくなる良いお墓を見つめ、お墓を建ててみませんか!