お墓をつくろう カロートのこと2

大橋理宏

大橋理宏

テーマ:お墓を作ろう

お墓のカロートの中
これは一例なのですが、横須賀の公営墓地の仕様でお話をすると土の部分が無く排水がとってあります。

床部分はコンクリートが決まりなのです。

これは特異な例ですが(笑)

実際のところカロートの中の数%の部分が土の部分があり、昨日話したように骨壺でいっぱいになると散骨します。

ただ、このコンクリートの床は散骨しても土には戻れませんね(冷や汗)

さて、通常は土の部分を残していますが、いずれにしても地下に埋設されたりしておりますので、水分と縁を切ることはできません。

カロートのそこに調湿材をいれたり、通風孔などを付けたりすることもあります(標準ではしていません)。

湿気があると何が起こるか?

基本的には骨壺内に結露し、骨壺内に水が溜まります。

まれに全然溜まっていないことがありますが、ほとんどちょっぴり溜まっているものです。

仕様という制限が無い場合はちょっと湿気ても土の部分を少しでも残すことをお勧めします。

その方が本来の土に還るということがかなう可能性がかなり高くなるからです。

ただ、土に混ぜないとやはり土に還るペースは非常に遅いと思います(笑)

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大橋理宏
専門家

大橋理宏(石工技能士)

株式会社大橋石材店

神奈川・横須賀でお墓コンサルタントとして活動。「終活」全般の悩みを的確に答え、相談できる先など悩みを解決。お墓に関する悩みは特に実績があります。生前予約の墓じまい「お墓のみとり@」を主宰

大橋理宏プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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