行き過ぎの管理体制?民業圧迫?
2014年はお墓が進化した年だと思います。
ただその進化は「石」と「お墓」の関係性を少しずつ離していくものに感じました。
つまり「墓石」=「お墓」の構造が破壊されてきたということ。
そこには良いことも悪いことも間違いなく介在しています。
単純にお話してしまうと怒られそうですが、
良いことは
「御遺骨」の行先が出来て、供養をしたかった方の気持ちに堪えられるようになった。
墓石以外の行き先の多様化が広がったことで選択肢ができたこと。
悪いことは
日本人が古来から大事にしてきた石文化、お墓文化の崩壊
表現がきついと思いますが、お墓文化を伝えるべき担い手が減ってきている。
勿論、生活者も事業者も。
マスコミも多くお墓についてネガティブな報道を続けてきました本年。
もちろん来年もまだ同じ状況が続きでしょう。
「進化」に対しての検証部分も出てくると思います。
勢い余ってなんとなく今の流れに乗ったことを後悔するひとも間違いなくいます。
そのような人を少しでもださないように、お墓文化を伝える側として
来年は「墓石」の「真価」を問われる年となると考えています。
「簡単」「面倒」そのような言葉とも真剣に向き合っていかないと、今後訪れる「多死」の社会では
御遺骨そのものが「最初からいらないもの」になりかねないと思います。
来年は弊社を訪れるお客様の、「墓石」そして「お墓」、そう「御遺骨の行先」に対してより向き合っていきます。
本年は1年間ありがとうございました。
そして来年も支えられ、支えて行きます。
来る年が皆様にとって良い歳となりますように。
大橋理宏
新年は店舗は8日より通常営業となります。