前略 墓の中から 第1章 約束が違う!さだ子の嘆き
今回のテーマは魂の存在と神道のお墓。
仏式のお墓が多い中、少なからず神道のお墓というものもあります。
神道は御霊を社殿(祖霊社など、靖国神社は代表的なもの)でお預かりします。
最終回にあったようにご遺骨に関しては穢れとして扱われるのですが、それであればお墓の必要性はないかに見えます。
しかしながら奥津城という表現でお墓そのものを肯定しておりますし、なくてよいというわけではなさそうです。
話の中にも出てきますが「千の風になって・・・」でもお墓ありきでそこにはいないと言っている。
そんな感覚が神道には見て取れます。
故人の存在を意識するときに何をもとに繋がろうとするのか?
いままで多くの方がその亡骸であり、お墓であったのかと思います。
少しずつお墓文化にその部分が欠けて、「迷惑をかけない」という号令のもと繋がり方が希薄化しているのも感じています。
お墓があって、中に入っていることを基準に書いているこのシリーズ、また少し間をあけてお届けします。