前略 墓の中から 第1章 約束が違う!さだ子の嘆き その3
横須賀の平均的な納骨室(カロート)の内径は幅60センチ奥行80センチ高さは30センチ~倍の60センチほど。
地面を掘り下げてコンクリート基礎をうちそのうえに、カロートもあることが最近の作りでは多いです。
もちろん地下に掘っているところもあります。
その空間の中に骨壺のまま納めます。
高さが30センチの場合ですと、骨壺も直径21センチのものが主ですからサイコロの「5」のような入れ方をすると8つが入ります。60センチで単純に倍になります。
いっぱいになると骨壺からだし、内部の地面に撒きます。
話の中にあったように「虫」などはどこから入ったのか、不思議といます。
そしてその中のじめじめ感。
これは素材にもよりますが、コンクリートや御影石の内壁は結構結露します。
逆に多孔質な凝灰岩、うちでは以前カロートの壁には大谷石を使っていましたが、こちらの方が調湿効果は高いようです。
カロート内の環境は以前よりは格段にきれいに作っておりますが、どうしても土の部分をのこすのでいろんなことが起こっています。
また人間模様ですが、だれだれとは入りたくないという方もあれば、実家のお墓に入れてほしいなど、さまざまなケースがあります。
その辺の人間模様も含め次のストーリーを近々始めたいと思います