ストレスとマグネシウム
セロトニンが不足するとストレスや疲労、イライラ感、意欲低下、うつ症状、不眠といった症状がみられます。そして、セロトニンはマグネシウム、ビタミンB6、ナイアシンの存在下でトリプトファンから合成されるのです。セロトニンは脳内の神経伝達物質のひとつで、ドパミン・ノルアドレナリンを制御し精神を安定させる働きをしています。
ですので、マグネシウムの欠乏では
・人格変化
・錯乱、幻覚、混迷
・感情鈍麻
・抑うつ
・せん妄
・運動失調
・めまい
・不完全片麻痺
・失語
などがみられます。
一見、精神疾患や脳卒中と間違えそうな所見もあり、このような症状をみたらマグネシウム不足を疑う必要があります。日常的にマグネシウムの摂取を心がけましょう。
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腎と透析 (0385-2156)74巻4号 Page730-732(2013.04)
アンチ・エイジング医学 (1880-1579)3巻3号 Page292-296(2007.08)