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徳島県「共働き・共育て」支援セミナー登壇レポート

谷川由紀

谷川由紀

テーマ:働き方改革

今年度は、岡山県に続き、徳島県が主催する「共働き・共育て」奨励金制度の受給要件となる職場環境づくりセミナーに講師として参加しています。

本セミナーは、県内企業が
両立支援を「制度面」と「風土面」の両側から整え、奨励金を活用できる基盤をつくること
を目的としたものです。

私は、第2回は《1部・2部》を担当し、その他(1・3・4・5回)は《第2部》を担当という形で、すべての回に携わっています。





各回のテーマと内容


【第1回】男性育休の代替人員の確保(第2部担当)

男性育休取得を進めるうえで最も大きな障壁となる「代替要員不足」について、
・業務棚卸し
・マニュアル化
・外部人材の活用
・業務再設計
など、制度面での整備の方向性 を整理しました。
あわせて、取得を前向きに受け止める職場風土の重要性についてもお伝えしました。

【第2回】企業の先進事例共有(パネルディスカッション/1部・2部担当)

県内企業3社のパネリストの方々とともに、
・両立支援制度の工夫
・社内コミュニケーション改善
・中小企業でも実践可能な取り組みポイント
を共有しました。





1部ではパネルディスカッションを、
2部ではそれらを踏まえた自社での実践の方向性をお話しし、
企業の皆さまの“具体的な一歩”につながる内容としました。

【第3回】仕事と不妊治療の両立支援(第2部担当)

実は、不妊治療を経験する夫婦は 約4.4組に1組 とも言われています。
身近でありながら理解が難しいこのテーマについて、人事担当者の皆さまにも知っていただきたく、
・休暇制度
・時間単位での調整
・社内相談窓口の設計

などの制度的支援策を紹介。
さらに、治療と向き合う従業員が安心して相談できる心理的安全性の醸成についても触れました。

【第4回】育児・介護休業法改正と助成金等の支援策(第2部担当)

今年度の法改正ポイントや関連制度を整理し、
・制度が形骸化しないための運用の工夫
・実効性を高めるための風土づくり
について解説いたしました。

【第5回(次回 2月予定)】フォロー手当(肩代わり手当)の導入・運用(第2部担当)

最終回では、奨励金の中心テーマである「フォロー手当(肩代わり手当)」の導入方法・運用設計 を扱います。

育児・介護・治療と仕事の両立には、代替業務を担う社員への負担が必ず発生します。
その負担に対して 不公平感を生まない形でフォローする仕組み をどう整えるかが、制度運用の核心です。不公平感を生まない運用、社内合意形成のポイントなどの制度・風土の両面を押さえた運用モデルをお伝えする予定です。

まとめ


本セミナー事業は、奨励金の活用にとどまらず、企業内でのダイバーシティ経営や働きやすい職場環境づくりを推進することを目的としています。
徳島県内の事業所様におかれましては、本セミナーをぜひ活用いただき、奨励金制度や支援策の導入をご検討いただければ幸いです。

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谷川由紀
専門家

谷川由紀(社会保険労務士)

高松太田社労士事務所

社会保険労務士としての知識と実績を元に、人材不足対策の要となる働き方改革支援や女性活躍推進、高齢者、外国人等の多様な人材活用コンサルティングに強みをもつ。県内外でアンガーマネジメント研修等に多数登壇。

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