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谷川由紀

人材開発・組織開発・アンガーマネジメントのプロ

谷川由紀(たにがわゆき) / 社会保険労務士

高松太田社労士事務所

コラム

四国大学の授業を担当しました

2023年1月15日

テーマ:多様性・ダイバーシティー

コラムカテゴリ:出産・子育て・教育

昨年末、ご縁をいただき四国大学(徳島)にて、大学3回生の授業を担当しました。





これから就職活動が本格化する生徒さんたちに・・・と思い、
下記のテーマを選びました。
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  • トラブルなく働くために知っておきたい働くルール(労働法のポイント)
  • 私たちの職場をとりまくワーク・ライフ・バランスと働き方改革

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労働基準法で定められた所定労働時間や休日、休憩のルールなどは、
「会社」や「誰か」が教えてくれて当たり前ではなく、自身で学び知っておく必要があります。

また、出産、育児、介護・・・さまざまなライフステージと仕事を上手に両立するために「育児介護休業法」や、ワークライフバランスのポイントなどついても知っておいて欲しいと思い、最新の改正法や社会状況についてお伝えしました。



そして、社会人になった際に最初にぶつかる価値観の壁。
学生時代と異なり、職場では年齢も育った環境も、価値観もそれぞれ異なる方達と一緒に働くことになります。
アンコンシャスバイアスに気づくことを、ワークなどを通じてお伝えしました。

受講後、下記のような感想をいただきました。
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・大学生のうちに知れてよかった。こういったお話は大学を卒業し、働くようになってから聞くという機会が必ずあるとは限りません。また、就職してからというような慌ただしい時間に自分の中で内容を整理して飲み込めるかといった観点からも、少し余裕のある学生時代に知ることが出来て本当に良かったと感じています。

・今回の授業のことで言えば、男性の育休が取りやすくなったというものがあった。これを知り、私が就職を目指している企業がどのくらい男性が育休制度を利用しているか調べてみた。そのところ男性が一人育休をとっていることが分かった。このように同性の育休についての人数は調べたりするが異性の育休について知ろうとすらしなかったので、いい機会になった。学んだことから自分のことに繋げていくことで、とっかかりにくい事柄でも自分に近い存在にしていけるのではないかと考える。これからも、多くの知識を得て学び考え続けていきたい。

・社会で働くうえで人とのかかわりを避けて通ることができないからこそ、自分の価値観について知る必要があると思いました。

・違った判断をしないためにも、考えの決めつけや押し付けはせずに客観的に物事を捉え、冷静に判断できるようになりたいです。

・無意識は思考時間の短縮をすることができるけど、すべて無意識で考えるのはいけないので、客観的な視点を持つことが大事なんだなと思いました。

・多様な人材と働く中でバイアスの考え方は重要であり、今後は自分の考えにゆがみが生じていないか定期的に意識することで他者との対話を図りたいと考える。
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など・・・

多様な価値観にふれ、疲れてしまうのではなく、
多様な見方・考え方があるのが自然であり、わかり合おうとする姿勢が大切だと思っています。
さまざまな考えに、賛成できないものは賛成しなくていい。
でも、まずは「受け止める」ことが大切だといつもお伝えしています^^

自分のバイアスに気づき、言わなくてもいい一言をいかに減らすことができるか。
その行動は、優しさにつながり、お互い様の風土づくりの土壌となると信じています。

これからも、丁寧に、わかりやすくお伝えできるように・・・と思っています。

この記事を書いたプロ

谷川由紀

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谷川由紀(高松太田社労士事務所)

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