男性育休の取得について〜読売新聞「大手小町」に取材記事が掲載されました〜
子連れ出勤制度で、育児と仕事を両立する
ここ数年、厚労省や高松市の女性活躍推進アドバイザーや、厚労省の育休復帰支援プランナー(育児プランナー)として、全国の中小企業に対し、「女性の活躍」「育児と仕事の両立支援」の仕組みづくりを提案してきました。
支援のために訪問した企業は、約200社を超えました。
業種業態、職種によって、取り組むためにそれぞれの課題がありますが、
「急に学校が休みになった際の勤務体制」については、労使双方から、よく相談をいただきます。
香川県や愛媛県は島も多く、台風シーズンにはいると、
早い段階から警報が発令されます。
それにより、急に幼稚園や小学校が休みになるということも多々あり、
たとえば歯科医院などでは、女性職員が9割(うち育児中の方が8割)の場合、
警報とともにほとんどの職員は急遽休みとなり、予約をお取りしている患者さんに
日程変更いただくことになった、そんな話をあちこちでお聞きします。
子供は元気だけど、急に学校が休みになった際、どうするのか。
まだ小学校低学年の子供を、一人で自宅においておくわけにはいかない・・・。
その際に提案をしているのが、「子連れ出勤制度」。
ここ数年、国も子連れ出勤制度については注目をしている印象ですが、
現状、労基法などで具体的なルールなどが整備されているわけではありません。
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この子連れ出勤については、賛否両論あると思います。
・育児をしながら仕事をすると、職場の生産性が下がるのでは?
・万一、子供が会社の備品を壊したら?
等、いろんな問題が考えられます。
ただ、私は育児中の女性が多い職場では、労使にとってとても働き易くなる制度だと思っています。
就業規則などにあえて明記せず、運用レベルで導入されているケースが多い印象ですが、
社労士の立場としては、万一のリスクに備えて、また制度として導入する場合は、
就業規則や規程にルールを明確に定めておくことをお薦めしています。
その制度を作るにあたり、さまざまな法律を調べました。
行政機関にもあちこち問い合わせをして、情報収集を行い、
個別に弁護士さんを訪ね、万一のトラブル回避のための案を相談したり。
結果、労使それぞれが責任や守る必要があることを明確にすることができる
規定づくりが出来るようになりました。
女性の活躍を推進する、また育児と仕事の両立を支援したい
そう検討をされている際には、ぜひルールを明確にした上で、
この子連れ出勤制度を導入いただきたいと考えています。
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