コラム
蟻も動物性生薬の一つ
2018年3月2日 公開 / 2021年2月26日更新
《蟻も先達の人々は動物性生薬として健康増進に活用》
※漢方で使用する生薬には☆植物性生薬 ☆鉱物性生薬、そして☆動物性生薬があります。
★蟻も立派な動物性生薬の一つです。
★日本では食べませんが世界各地では貴重なタンパク源として食されています、昔々に私が漢方研修で訪れた四川省の成都の薬膳料理店では『蠍』・『冬蟲夏草』と同時に『黒蟻』も並びました。
男性に嬉しい『亜鉛』、そして9種類の『必須アミノ酸』を含んだ20種類以上のアミノ酸が含まれています。
同じ体重ならナント牛肉の4倍ものエネルギーを供給してくれます。
《蟻のパワーはスゴイ》
※先達の人々の閃きはスゴイです。
★蟻の生態を観察していて、こんなに筋力があるのなら筋力の衰えた人間が食べたら元気になれるだろうと思い実践し結果を今に伝えてくれています。
《蟻について中国の文献資料》
★性=微温 味=酸、鹹
★効能
*腎臓を元気にする
*骨を強くする
*肝臓を元気にして筋を元気にする
*鎮痛作用がある
*活血化瘀(体内の瘀血(ヘドロ)を改善して血液循環を改善する事)作用がある
《漢方薬との併用で期待出来る蟻のパワー》
★神経痛・リウマチ・関節炎・腰痛・・・『独歩顆粒』
*私の腰部脊柱管狭窄症、一時は松葉杖が必要でしたが、漢方薬と蟻エキスで今は普通に歩いています。
★痛風・・・『瀉火利湿顆粒』
★アトピー性皮膚炎・・・『清営顆粒』、外用には『瑞花露シリーズ』
★前立腺肥大症・・・『牛車腎気丸』
★男性に起因する不妊症にも蟻エキスは好評です
※活血化瘀(体内の瘀血(ヘドロ)を改善して血液循環を改善する事)にも動物性生薬は、よく効きますが『蟻』、是非一度お試し下さい。
※詳し事は当薬局の薬剤陣にお訊き下さい。
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