コラム
鹿茸
2016年3月4日 公開 / 2021年2月26日更新
鹿茸
鹿茸、鹿の茸と書いて「ろんじょう」と読みます。
イラストの鹿茸は立派すぎて「鹿角」に近いですね。
鹿茸は切ると血がほとばしるプヨプヨした幼角です。
これが漢方で使用する動物性生薬で高貴薬でもある「鹿茸」です。
「漢薬の臨床応用(医歯薬出版(株))」には、鹿茸についてこのように書かれています。
☆薬理作用
温腎補陽・強筋骨・健胃・生精補血・発育成長の促進・造血機能の促進・心臓機能促進
☆臨床応用
*生殖機能を興奮させる
男性のインポテンツ・女性の虚寒による白色帯下や不妊症などに使用する。
性ホルモン様作用があると考えられる。
*生長発育の促進に使用する。
五遅五軟の改善が期待できる。
*心不全に使用する。
特にリウマチ性心疾患で、動悸・腰がだるい・尿量減少・排尿困難などの腎陽虚の症状がある時に冬蟲夏草と併用 する。
*神経衰弱や病後の衰弱改善に使用する。
頭がふらつく・耳鳴り・腰がシッカリしない・元気がない・四肢に力がはいらない・消化不良などの症状があるものにたいし て強壮作用がある。
《天好の成分》
『鹿茸』
角化していない鹿の幼角
1日分に1.500mg配合
『紅参』
朝鮮人参には「収穫したまま干した白参」と「収穫直後に蒸し上げた紅参」があります。
「紅参」が効果は上とされています。
1日分に3.840mg配合
『地黄』
地黄には乾地黄と熟地黄があります。
胃腸にやさしく補腎するのが熟地黄ですが、多くは手間のかからない乾地黄です。
天好には「熟地黄」が使用されています。
『白求』
漢方生薬で上品として古典に載っている生薬を使用しています。
腎機能が低下している方、漢方専門の当薬局薬剤師達に御相談下さい。
特に「eGFR(推算糸球体濾過量)」が60以下の方は。
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