ひたすら列に続いて待つ
現在放映されている、連続テレビ小説「らんまん」のモデルとなっている牧野富太郎。
その牧野から指導を受けた学生が、後に金沢大学の教授となっている。
その教授とは、里見信生(1922-2002 さとみのぶお)である。
里見教授は、昭和天皇が来県された時、羽咋市や加賀海岸の生物体系の説明で随行。
どのような形で、牧野と里見の接点が始まったのか今となっては知る由もないが
(写真は、生前里見が製作した植物標本)
牧野は土佐県出身、里見は徳島県出身であり四国つながりかもしれない。
また、里見は落語に造詣が深く金沢大学落研の顧問もしていた。ほかにも多く物の
コレクターで、全国の高校の帽章のコレクターとしてとくに有名であった。
そのコレクションの一部は、石川県立歴史博物館にも保管されている。
筆者は、縁あって生前の里見に何度か会う機会があったが、牧野との園は知る由もなく
ここにきて、聞いておくべきだったと後悔している。
ドラマでは、石川県出身の女優・浜辺美波さんが牧野の妻・寿恵子役を演じていることも
最後に付記しておこう。