コラム
コロナ感染者数把握で、岸田首相と小池都知事が火花
2022年8月30日
コロナ感染者数の把握方法で、岸田首相と小池都知事が火花を散らしている。
「全数把握」の作業が医療現場ひっ迫の一因と考え、政府は簡略化の方向で全国一律で
見直しを考えているが、東京都は今見直した場合、国のシステムが回収するのは9月末。
その間は、重症化リスクのある人以外は、FAXやメールで保健所に送らなければならない
ため、更に医療現場に負担がかかり、以前の体制に戻るという指摘。
感染者が減少傾向に来ており、全数把握は可能であると強調。
裏を返せば、「政府のタイミング、対応が遅い」ということになる。
また、専門家からは「全数把握を見直した結果、健康観察を受けられなくなった人の体調
が急変し、死亡するリスクもある」という指摘も出ている。
感染し療養中の岸田首相にとっては、説得力に少し無理があるかもしれない。
政治決断の遅れが、今になって「ツケ」が来ているといえよう。
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