コラム
レジ袋有料化の効果を考える その3
2022年5月27日
最終回となる今回のコラムは、レジ袋有料化の問題点について掲載したい。
まず、レジ袋は買い物の時だけでなく、家庭用ごみ袋とて再利用している人が多い。
レジ袋が有料化になったことで、その再利用が出来なくなり、100円ショップ等で
代替としてレジ袋を購入する傾向が増えている。
結果として、プラゴミが削減されるという結果に繋がっていない。
もう一つは、エコバックについて。
一般的にエコバックの製造過程で排出される物質は、レジ袋の製造過程よりも大気や
水質への汚染への影響が多く、そのリサイクルも難しいといわれている。
今後は、この点の技術的改善が必要となる。
また、有料化対象外の暑さ50マイクロメートル以上の袋は、再利用が目的とされているが
これも、ほとんどが家庭用のごみ袋に使用されている。
レジ袋の有料化の効果をより上げるには、「レジ袋をもらわない」から「レジ袋を使わない」
という、意識変化を行わないと抜本的なプラゴミ削減には繋がらないと考える。
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