また、老舗と銘品が消える
コロナ禍の中、営業自粛、時短を求められて苦労している飲食業界。
そのような厳しい状況の中でも、威厳をもって営業を続けている老舗が多くある。
不定期であるが、紹介してみたい。
まずは京都三条にある、創業明治元年の「御蕎麦処 田毎(たごと)」
今年で創業153年になる。
歴史の教科書に登場してくる、明治維新の志士たちも通っていたとか。
商店街の中に、どこでも見かける蕎麦屋さんに見えるが、蕎麦に対する思いは
並々ならぬものがあり、常に新メニューの開発を心がけ、
客を飽きさせないよう努力している。
老舗でありがちな高飛車な接し方もなく、価格もあくまで庶民的なものに通している。
歴史に胡坐をかかず、商いに対するぶれない姿勢には貫禄をも感じる名店である。
写真は、筆者お薦めの「天丼と山菜蕎麦(冷)」、まさに美味。