実写・移動自粛緩和直前の首都東京 シリーズ ②
2020年2月21日、石川県民にとっては忘れてはならない衝撃な1日であった。
石川県内で初めて、新型コロナウイルスの感染者が確認された日である。
この日は、石川県庁も混乱し、感染者がそれまで診察を受けていた4医療機関に
感染者であってことの連絡をしていなかったという、初動ミスも起こしてしまった。
当時は、まだ「PCR検査」とは呼ばれず「遺伝子検査」となっていた。
マスコミの照会に対しても、「調査中」「プライバシー」等の理由で情報公開を
せず、さらに県民の恐怖感を増幅させる結果となってしまった。
国が、「情報公開の基準が示していない」という理由も挙げが、逆効果となり
不安を募る県民が、県庁に問い合わせの電話が鳴り続けることになる。
その後、感染確認前に診察を受けた医療機関は自らその機関名を乗り、
いち早く消毒作業を行い、外来診察を中止した。
追うようにして、感染者は石川県職員であることが公開される。
その後、県知事の度重なる失言 ? や、
感染し医者に自宅待機中を指示されたにもかかわらず、
その間にパチンコ三昧の某市議会議員で
悲しくも、石川県と金沢市はマスコミの忠告のターゲットとなり
全国的な有名な自治体になった。
そのような騒動の中で、新型コロナにより尊い27名の命が奪われ
300名の感染者を出している。
いま、第2波の襲来では ? と不安がよぎる中、今一度5カ月前の失敗の本質を
突き詰め、その教訓を無駄にしてはならない。