コラム
日本史から見た感染症の脅威 その2
2021年8月19日
江戸時代に入ると、ハイチの風土病であったといわれている「梅毒」が
日本に入り込み全国に感染拡大が起こった。
あの徳川家康の次男であった結城秀康(福井藩初代藩主)が感染し、死亡したといわれている。
他にも、徳川政権時代の265年間で13回もの麻疹が大流行し、1つの感染拡大に
24万人以上が死亡したという記録も残っている。
このような度重なる感染症の蔓延は、日本人の強い信仰心を生ませることにもなった。
郷土玩具の「赤べこ」「犬張り子」「さるほぼ」等が魔除けとして作り出され、
今回の新型コロナでも話題となった「アマビエ」もその一つである。
どんなに科学技術が進んでも、人間は未知なる恐怖にさらされると、
このような信仰的なものに救いを求めているのも、歴史的事実である。
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