秋と冬の境界線
即位の礼が迫った先日、迎賓館赤坂離宮を訪ねる機会があった。
迎賓館は、内閣府が管理する施設で2009年には国宝に指定されている。
元は徳川紀州藩の屋敷跡であったが、大正天皇(当時は皇太子)の東宮御所として
建てられが、あまりにも華美に過ぎたことや、住居として使い勝手が悪く
使用されることはなかった。
その後、昭和天皇(当時は皇太子)の新居として使用されるが、天皇の即位によって
皇居に転居。
戦後は、皇室から国に移管され、一時は国立国会図書館、東京オリンピック組織委員会の
事務所等として使用された。
一時期、その維持管理の大変さから取り壊しも検討されたが、国際関係が緊密化し
外国の賓客を迎えることが多くなり、いまの迎賓館として生まれ変わる。
広さは、東京ドーム約2.5個分。現天皇夫妻が住まわれる赤坂御所に隣接している。
即位の礼直前のため、厳戒警備中で日本中の都道府県警の警察官とパトカーが
集結していた。
ちなみに建物の中の写真撮影は一切禁止、外観の撮影は許可された。
写っている写真は、すべて「国宝指定」。