最近見かけなくなった「鯉のぼり」
この15日~17日の間、神明宮(金沢市野町)で「あぶり餅神事」が行われていた。
このお祭りは300年以上続く金沢伝統の行事(神事)となっている。
加賀藩二代藩主前田利長が、厄除神事として奨励し
祭毎に藩主から献上のお米をお餅にして、御幣形に串刺しにして
そのご利益を民衆に広めたことが、始まりと言われている。
火にあぶった餅を食して、身体の災難除け(食べる御守)とし
家の玄関内に飾り「家守」として、家内の災難除けとする風習である。
この秋季祭礼が終われば、金沢も晩秋から初冬へと季節が移り変わるといわれ
今では風物詩の一つとなっている。