永平寺の再生戦略
東京都港区芝に「東京港酒造」という酒造会社がある。
この蔵元は江戸時から操業していたが、酒造りに必要な水の確保、後継者問題等々で
約100年前に廃業している。
その時は「若松屋」と名乗り、西郷隆盛、勝海舟 等が密談場所として利用され
歴史上の裏舞台でもあった。
東京都の水道水が大きく改善されたこともあり、数年前に水道水から作る蔵元として
約100年時を経て復活したのである。
各地の水道局は、更なる品質向上にたゆまぬ努力を重ね、東京では日本酒を作れるまでになった。
水道水は「まずい」という、固定概念は消えようとしている。