コラム
100年目にかける1度きりの勝負
2018年12月18日 公開 / 2021年3月2日更新
高齢化が進む中で、「人生100年」とまで言われるようになってきた。
ある植物は、100年に1度だけ花を咲かせ、その生涯を終えるのである。
ある植物とは、「アガベサルミアナ」といい中南米に生息している。
100年間は1度も花を咲かせず、その間に茎や葉に栄養分を十分に蓄え
高さ10メートルに達する100年目に、花を咲かせる。
アガベサルミアナにとっては、花を咲かせることは同時に死を意味することになる。
花を咲かせた時に虫や鳥に、その種子を運んでもらい子孫が残ることを託する。
まさに、「100年目にかける1度きりの勝負」といえよう。
アガベサルミアナから見ると、失敗の連続でも、何度でも活路を見出す
チャンスがある人間を、すごく羨ましく生物に映るであろう。
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