進む高齢化の現実
山形県沖にある離島の飛島。
この離島で事業展開をしている合同会社「とびしま」が、有給休暇三か月という雇用制度で
若者を誘致している。
この飛島は、住人は約200名の山形県唯一の離島であるが、高齢化率70%。
高齢を理由に今まで営んできた商売を廃業する人が増え
島にとっては危機的な状況となっている。
そこで、このとびしま社が廃業する事業を買い取り、存続を図ることとした。
次の問題は、主体となって働く若者の絶対的不足。
その解決策の一つとして、有給休暇三か月の制度を導入し
本州からの若者誘致を仕掛けた。
その効果があってか? 徐々にではあるが、若者がこの離島へ移住を始めている。
有給休暇三か月といっても、取得時期は観光と漁業が閑散となる10月~3月に限られるが
破格の扱いであることは間違いない。
たぶん地域存続のため、やむにやまれぬ制度を導入したのであろう。
高齢化が進む中で、このような奇策?をとる地域が今後も出てくるのかもしれない。