師走の街
1913年(大正2年)生まれ105歳の現役芸術家がいる。
その名前は、篠田桃紅(しのだとうこう)さん。
映画監督の篠田正浩さん(夫人は女優の岩下志麻さん)は、従弟にあたる。
5歳の時に父親から書の手ほどきを受け、その後は独学で書道芸術の道を進み
新しい墨の造形を試み、その作風は水墨の抽象画として「墨画」と呼ばれている。
105歳の今でも、制作を続け世界に向けてその作品を発表している。
2015年に出筆した「一〇三歳になってわかったこと」が、ベストセラーとなっている。
まさに、芸術(仕事)と人生(生き方)を極めている代表的な日本人の一人であろう。