「透明」に色付く現代社会
変なホテルの「変な」は「奇妙な」という意味ではなく
「変わり続けることを約束する」、という意味を指しているらしい。
大手旅行代理店であるHIS社が、佐世保市のハウステンボスに1号店をオープンし
以後、首都圏、中京圏など全国展開を図っているが
いよいよ? 金沢市内の香林坊にも来年秋に進出することとなった。
このホテルの特徴は、人件費の削減など生産性の向上を目的に、フロント業務
荷物運びなど、これまで人が担ってきた仕事のほとんどをロボットに任せている。
人件費を抑えることにより、低価格の宿泊価格を提供することも目的としている。
人の仕事はベットメークと監視要員などに限られ、顔認証システムも導入し
キーレス宿泊を実現した。
他にも、環境に配慮したホテルとして、省エネ化した工法、水素エネルギー発電なども
先駆けて採用している。
ホテルの設計段階では、東京大学と鹿島建設が関与し、「世界発のロボットホテル」として
ギネス世界記録認定も受けている。
北陸新幹線効果により、金沢の街も「変な」? 都市へさらに変わっていくようだ。
ところでこのロボットホテルは、停電や、地震などの災害、火災などの事故の対応は
どうするのだろうか?
老婆心ながら、ふと筆者は思うばかりである。