名付け親は、あの吉田茂の長男・吉田健一
金沢21世紀美術館の恒久展示の中に、「タレルの部屋」という作品があります。
正式な作品名は「ブルー・プラネット・スカイ」。
通り過ぎていく光をとらえ人下の知覚体験(見ること、感じること)に働きかける作品です。
作者のタレルが問いかける「どのように光を感じるか」は、私たちが日頃気づかない
知覚を呼び戻そうという狙いがあります。
また、この空間はベンチに座り天井を通して空を見るようになっていますが、
そのベンチは金沢が誇る、あの戸室石で作られています。
アメリカ出身のタレルは美術館が出来る前から、金沢の伝統文化と現代アートの融合を
考えていたことが解ります。
この通称「タレルの部屋」は無料ゾーンにあり、一度訪ねてみては如何でしょうか?
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