産めない島、死ねない島
このコラムで何度も「プラスチック製品のごみ(廃プラ)」での環境汚染にいて掲載いたしましたが
この度環境省がリサイクル業者に対し、新たな設備投資導入にかかる費用の半分を補助する政策を打ち出しました。
日本国内で排出される廃プラは年間約900万トンで、そのうち27%がリサイクルされていますが
半分以上は中国を中心に海外で処理されています。
日本国内で処理できる能力は、廃棄量の10%以下の80万トン程度にとどまっています。
残りの処理できないものは、ほとんど中国を中心に海外に運ばれ処理されています。
しかし、昨年末に中国が廃プラの輸入規制をすることにより、大量の処理できない廃プラが
国内に山積みになることから、今回環境省は上述のような補助制度を設け今年度だけでも15億円の補助金を予定しています。
まずは、ほとんどの国民は廃プラについては完全にサイクルされ再利用されていると思っていますが・・・
リサイクルされているのは3割未満。
また多くが海外処理に依存していたことは、あまり知られていないのではないでしょうか?
国内での処理量を上げるため補助金を支出するとのことですが、結局はこれも国民の「血税」を使うもの。
このような国民の生活に直結する情報は、もっと早く開示して欲しいと思うのは筆者だけでしょうか?