よりご理解をいただくために
インドネシア・西ジャワ州に総延長300㎞もある大きな川があります。
その川は飲料、漁業、農業、産業用として周辺住民500万人が利用しています。
地元民にとっては、無くてはならない貴重な水資源でもあります。
その川の名前は、チタムル川。
しかし、その川は別名「世界一汚い川」とも呼ばれています。
世界一汚い川と呼ばれるインドネシア・チタムル川
川の汚染は全て、流域に住む人達によってもたらされたものです。
無秩序に廃棄される家庭ごみと、繊維工場から排出される有害廃棄物でほとんど占められています。
2,000以上の工場から有害廃棄物が不法投棄され、チタムル川には大量の鉛、ヒ素などが含まれています。
特に鉛に関しては水質基準値の1,000倍の量が含まれています。
インドネシア政府や西ジャワ州が、やっと重い腰を上げ2025年を目途に川の再生化に動き出しました。
それに要する費用は最低でも4,000億円以上とか。
「国民性」では、済まされないような不幸な現実です。
因みに、インドネシアの男性喫煙率は世界一高く76%以上とか・・
吸い殻のポイ捨ても日常当たり前とか・・
これについても、インドネシア政府がやっと? 対策に乗り出したようですが、機械製造の煙草に限り13.5%の増税、手巻き煙草については増税なし。
理由として、手巻き煙草に従事する労働者が30万人もいることが背景らしいそうです。
海外製の闇煙草も同国内で多く流通しているのが現状で、この増税策について国民は冷やかに見ているそうです。
これもそう遠くない日に「国民性では済まされないような不幸」と、認識するのではないでしょうか?
*日本人の成人喫煙率は
⇒ 2017年で男性28.2% 女性9.0% 男女平均18.2% となっています。