世界一の勝者の笑顔
ご存知の方も多いと思いますが、今年は霊峰白山が開山されて1300年の節目となります。
先日、その記念イベントの1つとしてアルピニスト野口健さんの講演会が開催されました。
野口さんは1997年、1998年にエベレストの登頂に挑戦をしましたが、運なく失敗に終わりました。
しかし、ご縁があって白山比咩神社の御守りを持って、1999年5月13日に3度目の挑戦を行い、見事に25歳8ヶ月で初登頂に成功し、当時の世界七大陸最高峰登頂の最年少記録も樹立しました。
エベレスト初登頂に成功した時の白山比咩神社「御守り」
そのご縁があって野口さんはよく白山に登山されるようになったそうですが、エベレストや富士山と違って白山にはゴミが見当たらない。そして地元の登山者がゴミを拾い、白山の自然と景観を厳しく守っている・・・と発言されていました。
そんな白山も昔はゴミの多い山で、1966年頃より「ゴミ持ち帰り運動」を始め、山小屋のゴミ箱は取り払われ、登山者にはゴミ袋を配布しゴミの持ち帰り運動を徹底したことにより、野口さんのいう「美しい・霊峰白山」に生まれ変わったとのことです。
まさに、環境問題も「継続は力なり」といえる、地元が誇れる好取組と言えますね。