相続対策はお早めに

山根敏秀

山根敏秀

テーマ:つれづれ

今年89歳になる両親
両親ともに元気でいてくれることに日々感謝しています。
また、両親と同居している長兄にも感謝しかありません。

いつもいつも両親は私の顔を見るたび
「長兄には頭が上がらない、自分のやりたいことにも制限があるだろうに本当によく面倒を見てくれる。ありがたい、ありがたい」
何度も口にしています。

長兄は今年67歳
両親の相続は相続人である兄弟間で
同居する長兄が全て相続するという暗黙の了解があるので
争族に発展することはあり得ません。

しかし、近年ではウチのような無風状態で相続できるケースが徐々に少なくなってきています。
中途半端に相続財産がある
兄弟間で生活に差がある
小さな時からの恨み、嫉妬
こんなものがあると無風どころか大型台風が停滞し
相続人間での軋轢が続くなんてこともあります。

そこで必要なのが親が元気なうちの相続対策です。
相続税対策と争族対策の両方をしておくことが肝要です。

公証人役場で公正証書遺言を作成する。
相続税の原資を用意する(又はかからないようにする)
これを親自身の手で行っておく必要があります。

自分自身のことがわからなくなって成年後見制度のお世話になるようになってからでは何の対策も出来ません。
自分が元気なうちに相続対策を実施すべきです。

昨今相続対策をすることが多くなって
本当に数か月、数日単位でその対策の実施の必要性を感じています。

財産があるからとか無いからとかではなく
是非親御さんには相続対策を早期にしておかれることをお奨めします。

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山根敏秀
専門家

山根敏秀(税理士)

税理士法人マネジメント/グランドリーム

数々の優良企業を含め税務・経営支援してきたからこそ分かる現場のノウハウが強み。枝葉でなく、本質的な経営改善策を指南しており、そのアドバイスを受けて危機を脱した多くの経営者から喜びの声が届いている。

山根敏秀プロは北陸放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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