過大評価と過小評価　そして修正力

連日報道されるロシアのウクライナ侵攻
ロシアの国力を挙げての侵略行為が日々展開されています。
その報を聞くたびに心が痛み
戦禍に巻き込まれている多くのウクライナの方々にお見舞いを申し上げます。

今回のロシア（というよりプーチン大統領）の行動に
どうしても会社経営を結びつけてしまうのですが
プーチンの大きな見誤りが戦禍を拡大一方に追いやっている感があります。

その一つがロシアの自国の戦力と士気
これは過大評価してしまっています。

そしてもうひとつがウクライナの戦力と士気
これを過小評価してしまっています。

この二つの過大評価と過小評価が重なり
短期決戦を目論んで侵攻したのでしょうが
ことは彼の思い通りにはならなかったというところでしょうか。

更に不幸なのは
過大評価と過小評価を突き付けられているのに
「修正する能力」を持っていない、進言するものがいないという不幸です。
これにより全世界から国としてのロシア国民が被害を受け
殺戮者としての地位を不動のものにしてしまった自身の今があります。

この流れは会社経営にもそのまんま当てはまります。
自社の実力の過大評価
ライバルや世の中の過小評価
一歩踏み出した時の修正力
これらが自社の成長を阻み
時には破綻へと向かわせてしまう。

会社は小さな地球です。
全世界で起こっていることと同じことが
小さな会社という地球で起こっています。

いがみ合い
不仲になり
時には絶交し
思いもよらない行動に出たりする
そんなことが日々起こっています。

とにかく一日の早く
ウクライナの方々の痛みが取り去られるように祈るばかりです。