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山根敏秀

企業の資金繰りや黒字化経営に精通する税務のプロ

山根敏秀(やまねとしひで) / 税理士

税理士法人マネジメント/グランドリーム

コラム

無償の弊害??

2021年4月20日

テーマ:つれづれ

コラムカテゴリ:ビジネス

タダはなんか得した気がします。
でもタダより怖いものはありません。

私はビジネス上で「タダ(無償)」はないと思っています。
というか、有ってはいけないと思っています。
でも世の中には戦略的に「タダ」を売り物にするケースがあります。

もう一度言います!
「タダほど怖いものはありません!」

例えばコロナワクチン
アメリカのファイザー社とモデルナ社は有料ワクチンです。
イギリスのア〇トラ〇ネカ、アメリカのジョ〇ソン&ジョ〇ソンは無料です。
中国のシ〇バックのワクチンは国家戦略として新興国や発展途上国へ無償提供されているようです。

その結果
前2社は副作用などの問題や効果が良好であるにもかかわらず
後3社は副作用や効果に問題があると報道されています。

なぜこのようなことが起こるのか?
中国企業は横に置いて
他の企業は「無償」であることに起因していると思っています。
無償の弊害とも思います。

経験上、ビジネス上で「無償」を謳うと甘えが出ると思っています。
安くすると甘えが出ると思っています。
「タダだから」「安くしたから」こんなもん(程度)で良いだろう!という甘えが
深層心理の中でフツフツと湧いてくるように思っています。

ビジネス上は絶対に有料です。
絶対に適正価格です。
暴利を貪ることも許されませんがタダで事を進めることも許されません。

責任を持った商品やサービスを提供し続けるためにも
「無償(タダ)」であることは避けたいものです。

この記事を書いたプロ

山根敏秀

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山根敏秀(税理士法人マネジメント/グランドリーム)

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