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山根敏秀

企業の資金繰りや黒字化経営に精通する税務のプロ

山根敏秀(やまねとしひで) / 税理士

税理士法人マネジメント/グランドリーム

コラム

私が経営者を辞めるとき

2020年4月25日 公開 / 2021年3月2日更新

テーマ:つれづれ

コラムカテゴリ:くらし

コラムキーワード: 事業承継問題

120歳まで現役をマジ顔で言い続けている私
面白いもので、本当に120歳までやれるのではないかと
日々根拠のない自信を持ち始めています。

しかし、当社を含め
いろいろな会社の事業承継を見るにつけ
引退するタイミングを逸してしまうことへの怖さも感じています。

私が最高の事業承継と目標にしている(もうできないのですが)のが
私の実家「能州ソーイング」の承継です。

ずいぶん昔、それまで両親と同居をしていた私が大学へ行くことになり
家を離れる際に「両親がさみしいだろう」からと言って県外に就職していた長兄が家に帰ってきました。
当時23歳
その兄が事業承継したのがその翌年の24歳
それから40年以上も父が始めた縫製業を社長として会社を引っ張ってきています。
本当に頭が下がります。
兄にも
兄を立て、一言の文句も言わず全権を渡した父にも頭が下がります。

成功の大きな理由が
父が兄を認め一切口出しせず、
ずっと大応援団の団長になって応援し続けtことにあると思います。

残念ながら、事業を引き継ぐ者がいない状況ですが
常々
「オレ(←兄)が死んだら、1週間だけ家に戻ってきてくれ。そして会社を清算して欲しい」こんなことを言っています。
ここまで引っ張ってきた会社を自分の目が黒いうちは閉じたくないという気持ちが強いようです。

120歳で経営の第一線を終える私ですが
心に決めていることがあります。
早い時期に後継に会社を託す。
そして後継が大きな会社にしていく大応援団の団長になる。

自分より経営能力のある後継に引き継ぐ
そして口を出さない!これだけは守っていく所存です。

この記事を書いたプロ

山根敏秀

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山根敏秀(税理士法人マネジメント/グランドリーム)

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