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山根敏秀

企業の資金繰りや黒字化経営に精通する税務のプロ

山根敏秀(やまねとしひで) / 税理士

税理士法人マネジメント/グランドリーム

コラム

事件屋・整理屋

2019年6月6日 公開 / 2021年3月2日更新

テーマ:つれづれ

コラムカテゴリ:ビジネス

事件屋(じけんや)とは弁護士の資格をもたずに、他人の揉め事や争い事に介入し、金銭的利益を挙げることを生業とするものを指す裏稼業の俗称である。 広義における事件屋とは、倒産整理屋やサルベージ屋なども含む。 狭義の意味では、単に交通事故などにおける示談屋を生業にする者を指す。
~Wikipediaより~

整理屋は、ヤミ金の一つで、違法な手数料を取って、複数の債務を1本に整理する
あるいは整理したように装う悪徳業者のことをいいます。
通常、整理屋は、債務者が無理なく返済できることなど全く考えておらず、
債務者を喰い物にするのが狙いであるため、絶対に利用してはなりません。
~整理屋とは |金融経済用語集 - iFinance-金融情報サイトより~

チョッと形は違いますが大物事件屋が介入した案件に出くわしました。
多額の債務を負った会社(資産は社長が持ち逃げ)の社長に事件屋が就任し
あとは知らぬ存ぜぬを貫き通し、会社は倒産させずにそのまま生かす(放置)。

知らぬ存ぜぬを貫き通すため多額の債権を持っている金融機関さえ手出しすらできない状況
財産も何もすっからかんにするため一般債権者もどうしようもない状況に陥れられてしまう。
債権者に体力がない場合は、債権者が倒産してしまうケースすらあります。

ビジネスの世界は自己責任の世界です。
取引相手がどんな人なのかを見極める必要があります。
事件屋が介入するということはそこへ至るまでに経営者が何らかの経営上の困難を抱えています。
冷たいように聞こえますが、そのような会社との取引は早いうちに手を切るべきです。
それくらいの判断もまた必要ということです。

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山根敏秀

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山根敏秀(税理士法人マネジメント/グランドリーム)

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