税理士が顧問契約を解除する時
世の中の変革のスピードがますます加速度をつけています。
昨日知ったソフトバンク孫正義氏の実弟孫泰蔵氏の経営を知って愕然としました。
東京にある400坪の賃借している事務所の解約の決断の話を聞いたからです。
解約理由は、借りる理由が無くなったから。
会社という「人が集う場所」が不要になったというのです。
会議をするには顔を突き合わせないと
相手の呼吸感が分からないという従業員に
「なぜ相手の呼吸感や肌感覚みたいなものが必要なの?」と聞くと誰も答えられない。
そんなの皆の思い込みに過ぎないというのです。
確かに今はチャットがある。
Web会議システムがある。
会議資料の共有化にはネット上で十分にやり取りできる。
孫泰蔵氏は同時刻に3つの会議を掛け持ちするなんてこともあるそうです。
氏が13年も前からこの方向で動いておられ
随分先を走っておられる感が強いのですが
実際に皆で集う必要が無くなっているのが今と言えるでしょう。
当社グループも中小企業の経理総務を極限まで減らすことを標榜していますが
いよいよ会社という集う場所まで不要になる、そんな時代が始まっています。