私と一緒に仕事をしましょう
数週間前に福井のお蕎麦を食べに行きました。
今日も石川県内某所のお蕎麦を食べに行きました。
いずれもとてもとても商売の環境(地の利)が良いといえる場所ではないのに
お店に入り切れないほどのお客さんでいっぱいの繁盛店です。
あえて両者のお店の名前を伏せさせて頂きます。
なぜなら一日の売上にかなり大きな差があるであろうからです。
福井のお蕎麦屋さんはたった2種類のメニューを量を変えるだけのシンプルな構成です。
辛味大根が大きなインパクトのお店です。
県内某所のお蕎麦屋さんはお蕎麦の打ち方だけでも数種類、それに蕎麦がきや天ぷらもあります。
十割蕎麦のそのお蕎麦はお蕎麦そのものの味を楽しみたい人には垂涎の逸品です。
またまた嫌な癖が出てお店の収支を比較したくなりました。
前者の客単価はおそらく1500円内外、
後者のそれはおそらく1200円内外といった感じです(私の耳に入ってきた周囲の注文からの予想)。
この2者の大きな違い客のは回転数です。
前者は所要時間20分~30分(注文後の待ち時間からお店を出るまで)
後者のそれは60分~70分ほどだと思います。
その回転率の差から両者とも30名満員とすれば
300円×30人×3(回転率の差)×3時間(実質的な予想営業時間)=81,000円
なんだ81,000円かとバカにしないでください。
この差が年間250日続いたとしたら2,000万円を超える売上の違いとなるのです。
この差が後継者ができるかできないかの大きな差にもなるのです。
なんだか国の支援策が浸透していない現実を見た気がした次第です。