感謝は人を変える力を持つ サンキューコメント
セミナー講師をする為に準備をしていたら辞世の句に出会いました。
辞世の句とは人が死に際して詠む漢詩、偈、和歌、発句またはそれに類する短型詩の類のことで、
東アジア固有の風俗である。(Wikipediaより)とされています。
いままでは 他人のことだと思いしに
おれが死ぬとは これやたまらん
この句を残したのは誰かを調べていたらいろいろな辞世の句に出会い
ついつい調べてしまったという訳なのです。
ちなみにある書籍には上記句は小林一茶が読んだとなっていましたが
どうやら太田蜀山人であるらしいことがわかりました。
此世をば御暇乞いせんこうのけむりと共に灰さようなら 十返舎一九
今までは人の事だと思うたにおれが死ぬとはこいつたまらぬ 太田蜀山人
生まれては死ぬるなりけりおしなべて釈迦も達磨も猫も杓子も 一休和尚
本来の悟りのしるしあらわれて身さえ残らず消え果てにけり 至道無難禅師
今はただ恨みもあらじ諸人の命に代わる我が身と思えば 別所長治
辞世の句にはなにかその人の生き様や潔さ
命や世間に対する名残惜しさのようなものを感じます。
自分が人生の最後を迎えるとき
潔さを出せるか名残惜しさを出すことになるのかは
これからの自分の生き方によるものだと感じさせられました。