辞世の句あれこれ

山根敏秀

山根敏秀

テーマ:つれづれ

セミナー講師をする為に準備をしていたら辞世の句に出会いました。
辞世の句とは人が死に際して詠む漢詩、偈、和歌、発句またはそれに類する短型詩の類のことで、
東アジア固有の風俗である。(Wikipediaより)とされています。


いままでは  他人のことだと思いしに
      おれが死ぬとは  これやたまらん

この句を残したのは誰かを調べていたらいろいろな辞世の句に出会い
ついつい調べてしまったという訳なのです。



ちなみにある書籍には上記句は小林一茶が読んだとなっていましたが
どうやら太田蜀山人であるらしいことがわかりました。


此世をば御暇乞いせんこうのけむりと共に灰さようなら 十返舎一九

今までは人の事だと思うたにおれが死ぬとはこいつたまらぬ 太田蜀山人

生まれては死ぬるなりけりおしなべて釈迦も達磨も猫も杓子も 一休和尚

本来の悟りのしるしあらわれて身さえ残らず消え果てにけり  至道無難禅師  

今はただ恨みもあらじ諸人の命に代わる我が身と思えば  別所長治

辞世の句にはなにかその人の生き様や潔さ
命や世間に対する名残惜しさのようなものを感じます。

自分が人生の最後を迎えるとき
潔さを出せるか名残惜しさを出すことになるのかは
これからの自分の生き方によるものだと感じさせられました。

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山根敏秀
専門家

山根敏秀(税理士)

税理士法人マネジメント/グランドリーム

数々の優良企業を含め税務・経営支援してきたからこそ分かる現場のノウハウが強み。枝葉でなく、本質的な経営改善策を指南しており、そのアドバイスを受けて危機を脱した多くの経営者から喜びの声が届いている。

山根敏秀プロは北陸放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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