本気の見せ方
子育て経験のある方は実感していただけると思いますが
子供達は「思いが叶う魔法の行動」があることを良く知っています。
殆どの大人(親)達がついつい子供達の我がままを通してしまいます。
それは、子供達が人前で大声で泣きわめき
大人が言う事を聞くまで泣き叫ぶ行動です。
世間体を気にする親と世間体など眼中に無く自分の思いだけを通したい子供達。
勝負をすればどちらに軍配が上がるかなど火を見るより明らかです。
殆どの場合、子供達の圧勝で終わります。
家庭内において繰り広げられるこの行動は
実は会社という世界においても同様に繰り広げられています。
もっとも、会社というコミュニティーで泣きわめく社員などいないのですが
それに近い行動で自分の思いを遂げる輩は後を絶ちません。
部下が思いを遂げる方法とは持久戦ということになるでしょうか・・・。
やらないことに腹を立て叱咤激励する上司のお小言(?)にじっと耐え
上司が忘れてくれることをひたすら願いつつ台風が通り過ぎるのを待つ。
台風が通り過ぎてしまえば次の台風が来るまで知らん振りを決め込む。
こんなことが繰り返されます。
親にも上司にも共通する大切なことは
子供や部下が動かない場合に簡単に諦めないということです。
手を変え品を変え出来るようになるまで言い続けることです。
そして出来たり達成したら大いに褒めてあげるのです。
子供ならまだしもなぜ大人である部下にまでそこまでしないといけないのか?
そんな疑問など横に置いて、できるようになるまで言い続ける。
ある意味、子供や部下との我慢比べです。
こちらが負けたら思いが叶う魔法の行動は完成させてしまうことになります。
そしてまた、同じようなことを繰り返されてしまいます。
思いが叶う魔法の行動は親や上司が知らず知らずのうちに
子供や部下にそのやり方を教えているのかもしれませんね。